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平成27年度第1回海外実習・留学支援セミナー開催報告

国際交流センター運営委員 坂東 興

去る平成27年8月27日(木)、第1回海外実習・留学支援セミナーが南講堂において開催された。この企画は、これまでの国際交流委員会の伝統を引き継ぎ、「世界に羽ばたく慈恵医大」のモットーを更に具現化するために、本年度より新たに改組された国際交流センター(福田国彦センター長)がこれから国外選択実習に応募しようと考えている医学生、今後、研究・臨床留学の道を模索している医師、医学研究者を対象に、留学中の様々な経験を基に、現在我が国で活躍している若手医師を招いてご講演頂き、ディスカッションを行う目的で企画されたもので、今回が初の開催となる。
本学からは、これまで9年間、ミャンマーやタイでの医療支援活動と続けてこられた耳鼻咽喉科の大村和弘先生(国際交流センター運営委員)、学外からは、基礎分野を代表して、東京医科大学細胞生理学分野の田代倫子先生(本学平成5年卒)、臨床分野からは、我が国の若手心臓外科医を代表する東京ベイ・浦安市川医療センターの田端実先生(平成11年東京大学医学部卒)、慶應義塾大学循環器内科で、大規模臨床試験の担い手となっている香坂俊先生(平成9年慶応義塾大学医学部卒)からご講演頂いた。いずれの先生からも、全ての条件がそろった留学などあり得ない事、serendipity (幸運を引き寄せる力)は、絶えず新しい出会いを大切にし、チャンスをものにする準備が出来ている人にしか訪れない事、語学力の壁を乗り越え、海外での競争に打ち勝つためには、Native の数倍の努力が必要な事など、実体験に沿った貴重なお話を伺いする事ができた。
後半は、学生を代表して野崎百合那さん(医学科5年)、原修平君(医学科6年)に柏病院研修医の橘高恵美さんが加わり、パネルディスカッションを行った。演者の先生方は、学生・研修医からの真摯な質問に丁寧に答えて頂き、彼らにとって将来の留学がより具体的な目標となったようである。当日は、2年生と3年生が試験期間中にも関わらず、47名の参加を頂いた事に厚く御礼申し上げたい。

 

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集合写真
↑当日の参加者集合写真

 

パネル
↑パネルディスカッション

 

(2015年11月10日掲載)

 

 

セミナー:心臓外科 海外留学への道 終了しました。

日時:平成27年10月15日(木)

午前10時~11時

場所:中央棟8階会議室

 

心臓外科 海外留学への道 ←クリックでPDF表示

 

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